全部光ってみえる 息子との生活

育児ブログです。4歳の息子との日々。

慌ただしい夜の育児 お風呂上りから寝付かせまで

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夜8時。

バタバタとお風呂から出て、バスローブを着て、息子の体を拭いて、息子と自分に保湿剤を塗って、「パジャマを着てね」と言い置いて洗面所に自分の髪をドライヤーで乾かしに行って、麦茶をコップに注いで寝室に持って行き、「遊んでないでパジャマを着なさい」と言って、「お母さん、怒ってばっかりだといけないんだよ。怒ってばっかりのお母さんの子どもはだいたい意地悪なんだよ」と言い返され、「パジャマを着ないで遊んでいると風邪をひくからパジャマを着なさい。今すぐに」と息子の目を見て低い声で言う。

グズグズとパジャマを着る息子の爪を切って、パジャマを着た息子を「パジャマ着たね」と抱きしめることで喘鳴と体温をチェックし、背中にホクナリンテープを貼る。

洗面所に行って息子の歯磨きを見守り後に仕上げ磨きをして、寝室に戻って麦茶を飲ませて、「今日はこれと〜これと〜これを読む!」と息子が本棚から持ってきた『くらべて図鑑』、『小学館neo 昆虫図鑑』、『ぼくのトイレ』、『ねるまえに』『田園の生き物 タガメ』を読む。

「さあ、そろそろねんねの時間だよ〜電気を消すよ〜」と電気を消して、電気を消したからといって全く寝る気がない息子が背中に跨り「トランスフォーム!!」と言っているので「寝なさい」と言い、「お母さんが怒ってばっかりだと僕の心の中が嫌な気持ちになるよ」と返され、「怒ってないでしょう?しなくちゃいけないことがわかってないから教えてあげてるの。寝る時間だよ」と言い、「ちょっとその言い方意地悪だよ。お母さん、意地悪だよ」と言われ、目を固く閉じて寝たふりをし、まぶたを指でこじ開けられても動じず、ヨガの死体のポーズを崩すことなくただ時間が経つのを待ち、息子が寝息を立てているのを確認して、パジャマの裾をズボンに入れ、そっとタオルケットをかけ、寝顔を見て、ぷくぷくした頰、長いまつ毛、この子はなんてかわいいだろう、この子の未来に幸あれと胸を熱くする。

 

風呂から上がって寝付かせるまでの1時間半ほどの慌ただしさ。

本来ならば、疲労回復する時間である入浴、就寝が労働というわけのわからなさ。

疲労が回復しない。

基本的にずっとしゃべってるし、脳も休まらないし。

1日会社で働いて、家に帰っても働いて、毎日毎日毎日やってられんねぇんだよこんちくしょう!と思うけど、息子はかわいいし、彼の幸せのためならできること全部してあげたい!という気持ちもあり、疲れた体に鞭打って今日もなんとか走り抜けるわけですが、寝付かせ終わった後にシンクにある汚れた食器を見ると無になり、もう母でも会社員でもない無になり、ああ、フローリングが冷たいなとだけ思って、次の瞬間すーっと消えそうになる。

 

もう全部明日にして寝よう。

誰も言ってくれないけど、お疲れ様。